分断ってなんだろう。
とあるイベントで話にあがってた言葉。
“分断を許さない世界”
と
“自由にたくさんの分断がある世界”
一見、前者のほうが“みんなで一緒!”感があって良さげに見えるけども実際のところカジュアルな全体主義ではないかと。
平等・公正の議論とはまた違った話なのだろうけど、
確かに自由にたくさんあった方が、個々の分断の深さは浅くなるのかもしれない。
というか、大きくくくって“同じ国民国家だわっしょい!”って言っても、そもそも国民国家のシステム自体欧州発、かつ人口数千万規模をまとめるのに適したシステムなのであって、一億を超える人々がわんさかしてるアジア圏で国民国家のシステムがあまり機能しないのは当たり前なのだと。
ほほ~ぅとなりますね。
むしろ、自由にたくさんの分断ってのは、ダイバーシティに遠いように見えて近いのではと感じた。
大きすぎると反対側は見えないけど、そこら彼処にあれば、
“こういうのもあるよね”
っていう感覚になるのでは。
ある意味抽象的に、偶然性に寛容になれるんじゃないかな。
きっと。
ボーダーレスってのは、境界が無いんじゃなくて、
“おっ、色々ありますねぇ”って軽々飛び越えられる状況の事を言うのかもしれない。
誰かが言う。
歴史の面白さは、圧倒的に運のかたまりなんだけど大きな趨勢を描いて流れていく超人間的な事象であること。
なんだって。
これもある意味達観してるし、
これを現実に当てはめられれば、、
歴史を現代を診る道具として使えるし、
今を面白く生きていける。っていうことなのかな。